KaLina

やがて海へと届くのKaLinaのレビュー・感想・評価

やがて海へと届く(2022年製作の映画)
3.6
アニメーションから始まる作品で、前半と後半で2部構成になっている。
このアニメーションは私の好み♫

福島の津波の話につながっているけど、津波のシーンはアニメーションで間接的に描かれているので、緩和された描写になっているし、前置きがあるので見たくない人は見ない準備もできるので安心して見れると思う。

実際の被災者の方々が体験談を話すシーンも組み込まれていて、ドキュメンタリー的な要素も入っていて、現実に目覚めさせられる。

ところどころ不自然だったり違和感のあるシーンもあったりはしたけれども、後半のすみれ目線で描かれる時間は涙を堪えることはできなかった。

すみれと真奈の心理描写は本当に切なくて、胸が痛くなった。

静かで文学的な映画を見たい時にはおすすめです。
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