リーアム兄さん

ラブ・ハードのリーアム兄さんのネタバレレビュー・内容・結末

ラブ・ハード(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

【好きなセリフ】
ナタリー「まずはそれが本当だと自分が信じるのよ。信じることができたら必ず伝わる。」

マッチングアプリでマッチングしては理想と現実のギャップに失敗を繰り返しているナタリー(ニーナ・ドブレフ)はその経験を執筆するライターをしている。失敗を繰り返す自分にうんざりしてそろそろアプリをやめようと思っていた矢先に自分と趣味が合い、ルックスも完璧なジョシュとマッチングする。映画や本の話に意気投合し、ついに理想の相手と出会えたと思ったナタリーはサプライズでクリスマス直前にジョシュの家を訪れる。しかしそこで出会ったのはアプリの写真とは程遠いアメリカ系中国人のジョシュ(ジミー・O・ヤン)だった。騙されたナタリーは激怒し帰ろうとするが、ジョシュはクリスマスまで彼女になったフリをしてほしいと頼む。果たしてクリスマスまでバレずに偽装カップルを続けることができるのか。

マッチングアプリをテーマにしたとても今どきらしいラブコメディ。
出会いのために自分自身を少しずつ盛ってしまうことと、その盛ったプロフィールを信じてしまい現実に失望してしまうことにとても共感しながら、「本当の」自分、「本当に自分が求めている」相手を見失わないことの大切さに気付かされる。

ナタリーとジョシュが話す中でクリスマス映画をテーマに盛り上がるシーンがあり、「ラブ・アクチュアリー」が登場する。劇中でも映画そのものが放送されていたり、クライマックスにも「ラブ・アクチュアリー」がオマージュされており、映画好きだったらみんな大好きな演出だと思う。

小ネタも取り入れながら、現代社会での「恋愛」をうまく描き、「本当の愛(ラブ・アクチュアリー)」を探すことをテーマにした心温まる映画だった。

「ラブ・ハード」って「ラブ・アクチュアリー」と「ダイハード」合わせたってこと?笑

主演のニーナ・ドブレフの美しさと冬コーデの可愛さに萌えながら、申し訳ないけどジミー・O・ヤンとは不釣り合いだと思ってしまう自分が恥ずかしい…