ゆりな

ラブ・ハードのゆりなのレビュー・感想・評価

ラブ・ハード(2021年製作の映画)
3.6
絵に描いたような美人なのに、恋が上手くいかない記事がウケてるライターの主人公がマッチングアプリを使ったら、相手が成りすましだった話。
さぁ、どうする!?ここまではありそうなコメディ映画。

ただ成りすましの写真の相手が実は実在して、成りすましていた彼の友達だった!
成りすましていたお詫びに、友達を繋いで恋に協力する、さぁどうなる!?っていう、なかなか面白映画。

アメリカの田舎のクリスマス、大規模で可愛いな〜!

「映画が始まるわよ〜!」で「ラブ・アクチュアリー」の名シーンが流れたかと思えば、恋人の振りをした2人が翌日の新聞に載るわよ〜!でソッコーで新聞を回収しに走りにいって笑った。

純粋に主人公が美人で頑張り屋で、なのに可哀想で、応援したくなる(笑)
日本人のカップルの方がクリスマスに対しての楽しみとか意見とか分かれると思うのだけど。

ブラックジョークと、正直に生きることの大切さが交互にやってくる。
だけど偽らなくても「最初からあなたは魅力的」ということをプッシュしてくれる、どちらかと言うと自信のない日本人に響きそう。

「偽りすぎない」とか「盛りすぎない」ってのは昔のラブコメでよく見た永遠のテーマ。だけど、今になってマッチングアプリが流行ってる時代こそ、そうだよね問題だよね〜!
いくらでも偽ることができちゃうし、加工とかじゃなく写真と別人が来た、なんて話も聞いたことがある。

更にこの映画問題なのが、成りすましてたジョシュ(ジミー・O・ヤン)がいい家族で、言い出しにくくなっちゃうんだわ。普通、成りすまされただけじゃ家族にまで会わないけど、さすがアメリカのクリスマス&遠距離恋愛なんだわ。よくできた脚本だった。

ちょっと長く感じたけど、クリスマスの雰囲気にほっこりしながら、頭空っぽで観れる!

以下ネタバレ


・ラストはまぁ二人がくっつくんだろうなぁと思うものの、心を許せて趣味や笑いのツボが合うジョシュを選ぶのは分かるんだけど、ジョシュが追いかけるでもなく特に努力してない!(笑)

なのにハッピーエンドなのは都合がよくて、マニッシュ・ピクシー・ドリーム・ガールか?と思えてしまい、そこだけが減点です。
ゆりな

ゆりな