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デリシュ!のもりもりのレビュー・感想・評価

デリシュ!(2021年製作の映画)
4.5
貴族が料理によって力を誇示し、庶民は食べる事に必死であり、皆で食事を楽しむレストランという場はまだ生まれていなかった1789年フランス革命の直前の物語!

一流であった宮廷料理人のマンスロンはリストにないものを作るなと言われていた事を無視し、自信を持って作り出した創作料理『デリシュ』を出すが、ジャガイモを使った事が貴族達の反感を受け、主人である公爵に「詫びろ!」と声を荒げられる。

しかし誇り高きマンスロンは自分は悪くないと詫びる事を拒否した為に解任されてしまう。

解任されたマンスロンは息子と共に実家に帰り、父親と息子3人で新たな暮らしを始める。

そんなある日、マンスロンの料理を学びたいと言う女性ルイーズが訪ねて来る。

料理人を辞めていたマンスロンはルイーズを追い返していたが、ルイーズの強い熱意を感じたマンスロンはルイーズを弟子として受け入れるのであった。

ルイーズと共に過ごして行く中で次第に料理への意欲を取り戻していくマンスロンは度重なる不幸や出来事の末、初めて庶民の為に開かれたレストランを営む事になる。

店はたちまち評判になり、公爵にもその存在を知られていたマンスロンは公爵を店へと招き入れるのであったが・・・

【感想】
世界初のレストラン開業という物語みたいだが本当に世界初なんですか?という疑問はおいといて・・・

時代背景は違えど、解任された後に誇り高き料理人が弟子と息子と共にレストランの開業をして成功するという物語が何処となく『シェフ』に似ているなと思いましたが、冒頭からラストまで展開も良く、飽きる事なく見れて物語の内容も良かったです👍

『シェフ』が面白いと感じた人なら今作も十分楽しめる内容ではないでしょうか🍴

本作で個人的に良かったと感じた「詫びろ!」返しはスカッとしたし、庶民でも食べる事が出来るレストランを初めて開業したという素晴らしき行動には心暖まる気持ちにさせられました。

盗みをしていた子供達に店の手伝いをさせているのも良かったですね♪

弟子に放った「良い食材を見分けてこそ真の料理人だ」というセリフが全く料理が出来ない自分にとってはなるほどな🧐と関心したが、冷静に考えたら当たり前か!?
・・・🤔

マンスロンの料理を食べて勃ったお父ちゃんも最高🤣

後、ニワトリの毒死シーンの出来がリアルで驚いたんですが、あのニワトリは本物な訳ないですよね?ね?🤨

そしてエンディングの小麦粉が雪に見えてくるかのような表現も素晴らしかったです👏
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