Kらりー

デリシュ!のKらりーのネタバレレビュー・内容・結末

デリシュ!(2021年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

とてもよかった。

映像がまたすごい美しくて。
自然も料理も家も素敵だった。
話的にもおとぎばなし感があったなー。

実話を元にしてるんですね〜。
調べたらブーランジェって方がモデルなのかな…?

劇中、主人公が部下に中世か?!って怒ってたけど18世紀は中世じゃないの?と思ったら全然近世らしい。
でもベルばらの時代かなってのはなんとなくわかった。ベルばら読んでてよかった。


その時代はジャガイモは貴族が食べるものではなかったらしい。
宗教的な観念で天国に近いところに生きてるものがより高貴な食材だったので、鳥はOK、牛は大分劣ってて、地に埋まってるものは悪魔の食材で貧乏人が食べるものだと。
よってトリュフも豚に食わせておけ!となるらしい。
ジャガイモがフランスの大衆に受け入れられるようになるにはここからまた100年後なんだって。
時の流れってすごいな〜。



ロケ地はフランス中南部(カンタル地方?)のBrezons(ブルゾン)らしい。
素敵なところだ…。

撮影監督の方が意識したのがフランスの画家のジャン・シメオン・シャルダンのアート達だったと。いや〜ほんと美しい絵画だった。


ラストのこの2日後?にバスティーユがってのもドラマチックでした。
Kらりー

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