『アンデス、ふたりぼっち』と併せてペルー地域映画=シネ・レヒオナルを2本見物。
ほぼ現地の住民がドキュメンタリーっぽく演じるモノクローム(正確には完全な白黒映画ではありませんが)の物語は監督さんが言う黒澤やタル・ベーラの影響というよりブレッソンのテイストを感じました。
ただちょっと観念が勝りすぎたかな。
ペルーの山岳地帯の村で家族4人の弔いに守護聖人の祭礼を計画するのだけれど、土着信仰と綯交ぜになったカトリックのぐちゃぐちゃさが子どもたちによってチャラにされていく様が描かれます。
辛気臭い映画であることは請け合います。