「泣ける、初めから泣ける」
と聞いたからには観なくてはならない!
そこで私はタオルハンカチを
3枚持って映画館に行きました。
何せこのところ、涙を忘れたカナリヤだったもんで
で泣けたかって?
ハンカチ3枚は必要ありませんでしたが、大いに泣けました。
満州で終戦を迎えた
山本さん一家、混乱の中ご主人だけシベリアに送られ、10年もの間抑留されてしまいました。
シベリアのラーゲリ(強制収容所)を舞台にしたヒューマンドラマ仕立てで物語は進められました。
正常な心を持ったままでは生きにくい世界。
敵も味方も
人間の心を無くしている。
今考えれば、日本からそう遠くないあの地で、政府から見捨てられた人々が家畜のような扱いを強いられていた。
そんな中で
二宮和也さん演じる山本さんの笑顔には癒やされました。
そして泣かされました。
他の俳優さんたちも、それぞれの心の葛藤を演じきって、とても素晴らしかったです。
そう男優陣が本当に素晴らしかったです。
極寒の地でも
見上げる空は
どこまでも広く
日本につながっているのに
日本は遠い遠い彼方
本当に心の底から
戦争はイヤだと叫びたいです。
私達が人間でいるためには
戦争をしてはならないと
強く思うのです。