このレビューはネタバレを含みます
唇が震える嗚咽・・・・
戦争映画はあまり得意ではありませんが、評判がいいことと、濁った心を洗い流す目的で鑑賞。
まずお客様の年齢層の高さにびっくり。戦中派の方、特に男性が多かった。
若い人は、ニノ目当てかな。
中盤までは、感動よりも戦争、捕虜生活の過酷さ、人間の弱さで気持ちが沈み、鑑賞がきついと感じていました。
その中で、相反するように優しさ、尊厳、家族への思いが描かれて、どんどん引き込まれ、特に家族から手紙が届いた時の、それぞれの思いには涙が出るよりも、唇が震えるような感動を覚えました。
捕虜生活の中で、中島健人君演じるしんちゃんの純粋さには、一筋の光明を見た気がして、また感動。。
最後に分担して暗記した、遺書をそれぞれが届け(伝え)に行くシーンは、震えがとまりません。
最後に
ニノ演じる山本さんが亡くなったことを知った時の、北川景子さん演じるモジミさんが庭で泣き叫ぶところは、、、ちょっといらない気がしましたが、北川景子さんの美しさにも心が清められます。
現在、ウクライナ、ロシア紛争を考えると、戦争は必要ないし、道義であり誠が第一なんだな。
日本人にしかわからない映画だと思うけど、全ての人にわかってもらいたい。