原作未読。
シベリア抑留によって日本に帰ることが許されず長期間に渡って強制労働を強いられた
日本人達が日本に帰るまでを描いた実話ベースの作品。
ロシア文学好きが高じてロシア語が堪能というところを除くと山本さんはいわゆるモブキャラで
何かに優れているとかではなくごく普通の一般人。
そんな一般人でさえ巻き込まれ過酷な労働を強いられ肉体的にも精神的にも追い込まれていくけど
そんな中でも希望を捨てず人にも優しく生きることでその生き方が周りにも影響を与えていく。
凄いいい話やのにわざと泣かせようとするような演出があたしにはあざとく感じてしまいやや興醒めしたのが残念。
これも実話なら申し訳ないけど特にクロのシーンはない方が良かったんじゃないかと思うし
実力派を揃えた豪華布陣なんやからしょーもない演出なくても伝わると思う。
ほんま脇を固めるメンバーの演技力が甲乙付け難くとても良く泣けた。
この助演陣じゃなかったら星3.3くらい。
勝者によって作られる歴史が正しいとは限らないって常々思っているんやけどどれだけの日本人が正しく歴史を認識出来ているのかなって思う。
授業で学ぶ第二次世界大戦ってほんと薄っぺらくて唯一の被爆国だというくらい？
教科書では教えてくれない日本の歴史を知るという意味では大切で日本人が知っておくべき内容やったと思う。
