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ラーゲリより愛を込めてのりのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
3.8
戦争映画というよりは戦時下・戦後の人の交わりを主軸に描いているものなので、人として学ぶものが多くあった。

「最後に勝つのは道義」
→自分さえ良ければそれで良いという人が増えている今日、多くの人の心に響いたと思う。

(伝えたいこととは逸れるかも知れないが…)
主人公が希望も楽しみもないラーゲリ内で周囲を元気づける様子からは「教養ってこういうときに救ってくれるものなんだな」と思った。

シベリア抑留や占守島の戦いなど戦後の混乱に乗じて引き起こされた悲劇や現代史はもっと私たちが学ぶべき歴史だと思った。
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