みい太郎

ラーゲリより愛を込めてのみい太郎のネタバレレビュー・内容・結末

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます


中学からの親友の爺ちゃんが
ちびまるこの友蔵似で大根作りの名人で
26歳くらいの時にふとした会話で
シベリア帰還兵であった事を知った。

当時は国からまだそれに対してお金が
でてなかったんだと思うが(その事に1人で勝手に憤慨していたと記憶しているので)
その時に爺ちゃんの『生きて帰って来ただけでありがたいんだよ』ってニコニコして
話していた。

とても観たかったけど収容所モノは
号泣してしまう事があるので…配信と決めていた。

当然あのシベリアに抑留された方達が
どのくらい辛いかを…正直瀬々敬久監督が
どんな風に表現するのかー
あまり相性が良くない監督なんで(苦笑)
まあ脚本は監督じゃないみたいだし…
期待値が上がらない様に致しました。

俳優さんの努力は伝わってくるし
上手い方ばかりなんで…涙は出ました。

何故か劇中の
『靖国で会おう』のセリフに…
そんな覚悟して死ぬのがほぼ確定の
弾が飛び交う中にいく怖さ…
引き返して隠れても卑怯者と自分を責める日々。もじみさんが戦死の知らせに号泣する
シーンには涙がたまの様に溢れた。
実話ベースで遺言を暗記して届ける戦友。
泣けました。

シベリア鉄道は抑留された日本人の方が
居なければ出来なかったって聞いた。

爺ちゃんが言ってた。
1番大切なモノは靴だった。って。
皆さん抱きしめて寝ていたし無くなれば
それは確実に死を意味すると…

『こうして日々笑って暮らせてる以上に幸せな事はねえよ、○○○ちゃん』
ってその時言われた言葉を思い出す。

ニコニコ笑う爺ちゃんの
冥福を久々祈った。

けどやっぱ監督の作品は何が足りないなあって改めて思う😅す
みい太郎

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