ユニラン

ラーゲリより愛を込めてのユニランのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.1
戦争の映画ですが、
戦いではなくシベリア抑留された
実在する人をモデルにした話でした。

主人公 山本さんは
寒さと労働と空腹に追い詰められた厳しい環境下でも周りを変えていくほどの
人格者であった。


俳優さんたちの涙に心を打たれます。
当時の人たちに敬意を持つような気持ちが伝わってくるようでした。

映画の感想ではありませんが、
以前シベリアから戻ったという90代の方にお会いした時のこと、今さら戦争の話はしたくないようでした。優しく穏やかな方でしたが一言、「幾度も死線を乗り越えてきました」。その方は人を笑顔にしたいと手品の勉強をされて施設を訪問するほどの腕前でした。周りの人たちにいつも笑顔を見せてくれていました。

現代の私たちには想像もできない現実が
あったのだと改めて思い知りました。

今の幸せを忘れないように