やせっぽちで野心家の少年"グレッグ"の陽気で慌ただしい中学校生活をうつしだす。３ＤＣＧ。２周年を記念したＤｉｓｎｅｙ＋独占オリジナルの作品。おもに"中学生のあるある"を痛さ爆発で詰め込んだ、ハチャメチャの飛び抜けた作品だった。また最初にビジュアルや作風をよみ想像したのが、"チャーリー・ブラウン"のあの憎めない脳天気な感じ。真正面から主人公のグレッグが壁と向き合い解決を見出したり、"気づき"を還元させ成長をしてゆく部分は日記じゃなく"日誌"にこだわる少年の個性があふれでている。一見グレッグの正義心や抑圧が、ダークサイドへ落ちそうなケレンこそあるが、それすらも直向きさを糧に日常をやっつけやり遂げる。"チーズえんがちょ"のビジュはトラウマ。主人公の正気と狂喜が表裏一体で、曖昧なそのモラトリアムのモーションが全編で爆発している。
