とても面白かった。
スマホユーザーが当たり前に存在している国において、彼女たちほど、新しい報道体制を築き遂行していく事にハンデのある立場はそうはないだろう。
カーストという目に見えない障壁、それがもたらす貧困、女性ということ、さらに近年、40人ものジャーナリストが国内で殺されていると言う現実。そんなこんなを乗り越え、彼女たちは、自分たちの手で報道を起こし、信念を持って取り組んでいる。
ただただその勇気に震えました。
怒りに満ちた肉体労働の男たち、木で鼻を括ったような権力者、虎の威を借り、剣をひけらかすことで力を誇示する未成熟な青年、それらを相手に少しも怯まずインタビューに挑む姿に、上映中すごい！すごい！って何度も思いました。（語彙）でもってインドの田舎はちょっと怖いなと思うなど。女子は暗くなる前に帰らなきゃあかんな。
また、弱い立場にいる人々の思考が、報道＝権力という構図に既に蝕まれてしまっているところが垣間見え、ちょっと切なかった。
でも、今やインドには彼女がいる。
インドの未来はきっと明るい！と信じたい。
