人間が人間らしさの欠陥を埋めるためにAIに頼り始めるという筋書き、
AIに対する制限と不安から解放されることと、人間が安心できるゆりかごから出ることの勇気をシンクロさせて、その先にあるポジティブな未来を描いたこと、
人類と人間との違いを考える過程をストーリーに乗せたこと、
これらは今までいないような試みで、思考の幅が広がる感じがして非常にワクワクしました。
ただここまで「わかりやすい物語」みたいなトンマナにしたところ、そもそもわからせる気があるのかどうかが中途半端なところがいまいち解せず、、
もっとミステリアスなトンマナにした上で説明度合を全編通して管理すれば、観客が問題提起に深くのめり込む姿勢を引き出し、いわば"エヴァンゲリオン的"熱狂を生み出せる可能性はあったのでは…?と思っちゃいます。なんか意図があったのか、、
フォロワー(の数)大好きミナミナ美衣奈のでしゃばりすぎが気になりつつ一番最後でセブンが定めた予定調和の一部としてまあまあいい味出してくるという、、中身のないインフルエンサーはうまく利用すれば強いっていう皮肉でしょうか…