脳みそ映画記録

ブラック・フォンの脳みそ映画記録のネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ブラムハウス新しいオープニングロゴがみられます!!

さて、内容ですが、舞台は70年代アメリカ!

マスク姿の連続誘拐殺人犯に捕まったフィニー少年が断線した電話から聴こえる被害者の少年たちの霊からのヒントをもとに脱出を試みる!
一方フィニー少年の妹は予知夢で兄を探す!
スーパーナチュラルなジュブナイルサスペンスホラー映画でした。

まず断線している黒電話が鳴り響くというのが普通に考えて怖い。シチュエーション上で最も怖い。しかもそれが霊からの電話というのが更に怖い。
 フィニー少年は秀でたものを持っている訳ではありません。一方で今までの被害者はいじめっ子だったり、スポーツマンだったり、ケンカがめっぽう強かったりする子供たちで、彼らが逃げられなかったという時点でフィニー少年の心は挫けてしまいそうです。
 しかし、過去の被害者たちの情報を全て活かしてひ弱な少年が頑張る姿を誰しもが応援したくなるでしょう。
 『イット』のような子供が巨悪に立ち向かうジュブナイル的な雰囲気は大好きなので、とても楽しめました。今回は『イット』とは違い一人で立ち向かわなくてはならないです。
 立ちはだかるのは、イーサン・ホーク演じるマスクの誘拐犯グラバー。
このマスクがまた恐ろしいんだ!口とそれより上がセパレード式になっています。
 最初は口がなく、フィニーが言うことをきいているうちはにっこり口、しかし歯向かったりグラバーの気に障るようになっていくとへの字口になります。しまいには口部分のマスクを外し自らの口で罵るようになる。なかなか、ホラー映画としてはアイコニックな悪役で結構好きですね。お仕置きモードで半裸でスタンバってるのが一番お気に入りです。

また、妹の演技めちゃくちゃすごくないですか?
父親にお仕置きされたあとアニメをみてるシーンとか関心してしまいました。