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ブラック・フォンのowlマンのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

マスクを被った男に拉致・監禁された少年、監禁された部屋の繋がらない“黒い電話”が鳴り響く...

ホラー系としても、
ジュブナイル系としても良かった映画でした。パッケージだけは違う感はあります💦

相手の監禁理由が不明でもあり、
マスクで表情が見えないのがより不安感を煽っていてるし、少年の脱出も中々うまく進まないのも、自分もマスクを被っているのかって思うくらいに、もどかしいです。

お父さんも少年の妹(霊感あり)と、
“魂”の繋がりを理解した時は、良かったです。お父さんの気持ちも徐々にわかってきますが、結構序盤は嫌いになります。

諦めなかった“魂たち”が繋いだ勝機。

最後の特訓のシーンで、ぎこちない動きが“友人”と徐々に重なっていく様子は、少年が“生”へと繋ながっていく瞬間に思えて胸が熱くなった。

そして、
今までの犠牲にあった少年たちの、“魂”が合わさって“扉”が開いた時に、解放されたんだろうなぁ...って思いました。


あのマスク男は、ただ顔を隠していただけだったのだろうか?拉致した少年に恐怖を与えるため?そもそも少年にしか“仮面”は見えていなかったのかな?このあと、どうなるんだろう?この人の目的は?殺されるんだろうか?底の見えない恐怖と、男の道理が不明の恐怖(真顔で声だけが明るいとか...)で男の顔が“仮面”に見えていたのかなぁ...?


実際に、こういった子どもが事件に巻き込まれて行方不明になる事件は多いのだろうな、魂の声は今もどこかで“繋がる”ことを信じて発信していると思うと、一刻も早く行方不明の“魂”と“肉体”が見つかることを願うのみです。

少年の妹さん、石で人を殴るのはよくないっ!
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