やむたろう

ブラック・フォンのやむたろうのレビュー・感想・評価

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.7
サイコサスペンスな少年少女活劇。70年代〜80年代の雰囲気が好きな人はハマると思う。「サマーオブ84」とか好きなら尚更。原作のジョー・ヒルは、スティーブン・キングの息子だと最近知った。劇中では犯人の動機などは明かされないが、時代背景的に当時は連続失踪事件の気味悪さがあったのだと思う。時代背景もあいまってキーになる霊的なテイストが、かつての「汚れなき瞳の中に(原題Lady in White) 1988年」を彷彿させる。主人公の妹の演技が際立った。謎の誘拐犯をイーサン・ホークが演じているが正直なところ彼でなくても成り立ってしまう。