ブラック・フォンのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

勧善懲悪系ホラーでした…そうそうこういうのが良いんですよ、死者の無念が集まり悪を撃つ！こういう作品好きです。

ストーリー
連続誘拐犯に監禁された主人公が黒電話を通し死者とコンタクトを取り、犯人からの脱出を目指すサスペンス要素アリのホラー。なんとな～くフリーのホラーゲーとかを連想しましたが、監禁されてからはずっと緊張感が持続して良かったです…まあ居眠りで脱出まではできないですよね笑。

演出とか
死者との会話もホラー的演出やドッキリ要素があって良かったです。ムースの復讐したいという叫びが一番ビビったかな…ロビンとの会話は逆にホロリと来ました。最後も全員の恨みが犯人を撃つんだというところで、受話器を通して全員の叫びを聞かせるというのはとても良かったです。
主人公の妹はどちらかというと死者の掘り下げの方に役割が振られてました。もっと妹が奮闘して兄の居場所を探すのかと思ってましたが、これはこれで、死者と兄との交流の強化に繋がってて良かったです。妹は妹で相当頑張ってましたしね。
お父さんも会話は多く無くとも、奥さんの事情はキッチリ挟み込んで、やっぱり家族を大事に思っていて、最後にすまなかったという会話があったのは良かったです…まあ今回のことがあるしアル中は治してくれるでしょう。
犯人の事情はあんまり掘り下げは無かったですが、そんなに気になりませんでした。マスクが脱げたら狼狽えてたからマスクでスイッチが入る系なのかな？でも別に感情移入したいわけじゃないので、あの程度の演出で十分です。

あと肉の使い道に笑いました。