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ブラック・フォンのアトリのレビュー・感想・評価

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
4.6
1970年代の田舎町で、10代の少年が次々と行方不明になる事件が起きた。

連れ去られた少年たちは、壊れた黒い電話がある地下室に閉じ込められた。

なんとか脱出しようと試みてもうまくいかず
途方に暮れていると、鳴るはずのない電話が大きな音をたてた。

一体どこから、そして誰が....。


とても面白かった!
原作がスティーブン・キング(シャイニング、It)の息子さん著ということで
父に負けず劣らずの良作だった...!

スコット・デリクソン監督(エミリー・ローズ、ドクター・ストレンジ)の少年期が
ちょうどこの1970年代で
その頃は暴力に溢れた日常だったそう

あちらこちらで喧嘩が起きて
いじめが横行して
行方不明事件や凄惨な殺人事件があった、と
この映画のファンブックコラムに書いてあった

当時はアメリカの失業率も高くて
犯人探しをしていた男もきっとその社会情勢の犠牲者なんだろうなと思うと
犯人の犯行に至った経緯も根深いものを感じる


黒電話がいい仕事してた
ぬーべーにも黒電話が出てくる話があったの思い出した

---以下ネタバレ---














妹は啓示夢を昔からみてたんやね
兄は命の危機と霊の意識が強く残る場所の影響で力が覚醒したに近そう

最初の呼び鈴の時
誰の声も聞き取れなかったのは覚醒したてで力がうまく使えなかったせいかも

犯人も昔1度だけ呼び鈴を聴いたことがあったようやけど
もしかして殺しの快楽以外に黒電話の謎解明も連続誘拐殺人をする理由だったり..?

原作気になってきた〜

ハッピーエンドで良かったよ
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