ぐりこ

僕を育ててくれたテンダー・バーのぐりこのレビュー・感想・評価

2.7
端的に言えば、主人公の男の子が成長してライターを目指し、自伝小説を書こうと思うまでの話。
書いた小説がこの映画、というメタ構造になってる。故に、映画内では一人称主語の説明文が多い。

幼少期のJRのシーンと青年になったJRのシーンを脈絡なく挟んで同時に進行させていくことで、
幼少期のJRからイエール大学の面接、入学までの移行をスムーズにしており、そこは映画の構成としては面白い。

イエール大学の面接に行くシーン、鞄にはお酒のビンが入っており、一歩間違えたらアルコホリックの父親に似て育つっていうことの暗示かな?

片親だけの息子が、アルコホリックでDV癖のある父親への幻想や、母との共依存を、周りのバーの人たち(特におじさん)の影響を得ながら、乗り越え、大人への道を踏み出す話。そして母の望む弁護士はやめ、ライターになろうと決意するまでが描かれる。その後は描かれないが、まぁもちろんこの映画が彼の書いた自伝的小説であり、おじさんが言ったようにこの話はある程度誇張されているんだろうな。笑

うーん。わかりやすい作品だけど、何も心に残らない。そして映像としてのメッセージが感じられず、かと言って名言じみた台詞も心に残らなかった…。
監督ジョージクルーニーだったのか…
ぐりこ

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