ドンチードル

デューン 砂の惑星PART2のドンチードルのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

撮影のレベルが上がった気がする。舞台セットとライティングが良くなったのかな。どれくらいまでCGなのか知らないけど

あとは音響はやっぱりいい感じ。効果音のリズム感も良いよね。盛り上がるシーンは音やカメラから盛り上がりを感じる

美術のスタイルは当然変わらずな感じ。好きなスタイルではある(ちょっとゲームのDestinyっぽい気がする。あれはCGアーティスト界隈でも結構影響力があるようだし、そう考えると割と王道なスタイルか)。ただ、スタイルが一貫しているのは映画としては良いけど、SFとしては世界観が狭く感じるなあと思います。でも白黒は流石にかっこよかった。あの花火とか発想が凄いもんね。一応SFの世界観として、白黒なのは、我々には見えない波長の光を彼らが感知できるから、みたいな説明もできるかな?美術としても見た目のインパクトがあるし、彼らの冷たい性格を良く表せている。映画としてもペースの変化を作る意味も大きくて、こうやって飽きさせないようにするのかと勉強になった

ストーリーは読んでないけど多分原作通りなんだろうね。正直割とご都合主義だなと思ったけど楽しめる。ダークファンタジーというか、人の欲が他のファンタジー/SFより汚くて、ある種のリアリティがあると思う。

あと余談で、1では多分説明があまり無かった、なぜ銃を使わないのかが(シールドが飛び道具を防ぐ場面があったけど)、今作の冒頭でさらに説明された。シールドが一長一短で、剣が強い場面も銃が強い場面もあるのが、SFの世界観の設定として上手すぎる。どっちのアクションも見せられるし、2つの武器が共存してる理由付けもできているっていう