先行上映2回目です。基本的には初見の感想だけ残したいのですが、1作目からかなり入れ込んだ作品なので記念で追い感想です。
物語の着地点を把握した状態で見ると、主人公ポールが羽化するまでの話として観ることができて楽しめました。要するにヒーロー誕生譚なのだとすると収まりが良かったです。
原作未読なので推測ですが、今作もかなり描写を尖らせた映像化なのだなと思いました。母とポールとチャニの視点に尖らせたことで、特に母の野望成就に向けた動きがかなり際立っていて、反発するチャニを踏まえるとポールの覚醒に悲痛さが帯びるのが独特でした。
ビルヌーヴ監督は超然的で美しいSFを作ってくれるのが良い。今作では皇帝の根城に乗り込んで以降の描写が神話的でとても良かったですね。陽に照らされてオレンジに輝くスティルスーツにマントと、鋭く青く光る瞳の色合いがとても美しかった。パート2でもイマイチ物語が終わってないのはやっぱり好きになれませんが、パート3が俄然楽しみな映画でした。
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結局パート2でも終わってない映画でした。パート1は2部作予定と知った上で、終わらないものとして観たから良かったんですがパート2までやるなら単品で綺麗に終わってほしかった。
とにかく顔面寄りのシーンが多すぎる。なんか7分前くらいに観たなこの角度って感覚になる。だからって別に退屈はしなかったんですけど観終わって帰ってる今、印象的なシーンがあまり浮かびません。チビ砂虫のシーンが1番興味深かったなあ。
全体的にキャラクターを描き切って無さすぎて、あぁパート3とか更にその先でもっと活躍するんだろうなフローレンスピューとか思うと気が遠くなりました。同じようなパート1は大好き大満足だったんですけどね何が違ったんだろう。来週落ち着いたらもう1回観に行きます。
