このレビューはネタバレを含みます
11-L-21
前作の方がシンプルで楽しめたなー…と。「ベン・ハー」みたいなものを期待してたらちょっとガックシ。皇帝を打ち負かすというより、救世主(預言者?)として目覚めていく様に比重が置かれてた印象。とはいえ、やや説得力に欠ける気も。砂虫を乗りこなすようになるまでは良いとして、それ以降は命の水だの何だのが出てきてもう何がなんやら。おかげでアラキスの民総動員のクライマックスもカタルシスを得られず。人が変わったかのようなポールの姿もどうもなぁ…。チャニが拒否反応を示したのも頷ける。
ポールの予知夢とかベネ・ゲセリットの思惑とか。どうもモヤモヤが残る本作。もう少し綺麗に締めてほしかった。