ヒカル

デューン 砂の惑星PART2のヒカルのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.5
前作は複数回のゼンデイヤ予知ビジョンシーンでの尺稼ぎでイライラし、しょぼいラストバトルでガッカリし後半は糞だったのですが、サンドワーム、トンボ+ハエみたいな機構のマシン、スパイス発掘マシン、ハンス・ジマー先生の張り切りすぎの劇伴、レベッカ・ファーガソンのデスボイスなど見どころ聞きどころは多く、今回もIMAXでと思いましたので、先行レイトショーで外人多めの近所のIMAX設備の劇場ヘ(8%くらい外人で白人多め、過去最高はエンドゲームの中国人多めで30%くらい。)


感想はSFが好きな人間はMUST SEEです。SF映画史上で映像、劇伴、音響の全てでオールタイムベストと言っても良いかと思います。勿論IMAX1択です。前作はハンス・ジマー先生の劇伴に映像が負けてる事がありましたが、今回は映像が追いついて調和の取れた完成度の高い作品になりました。


今回は前作の大きな不満点であった戦闘シーンがかなり改善されており、作品の顔でありつつ癌でもあるシャラメも及第点を与えられるかと思います。上から目線ですみませんが、ドゥニ・ヴィルヌーヴも頑張れば出来るやんと褒めてあげたいです。ホドロフスキーさんも満足の出来かと思います。


俳優陣で光ってたのはオースティン・バトラー、レベッカ・ファーガソン、レア・セドゥでしょうか。マダム・ウェブでダコタ・ジョンソンが糞な演技をして爆死が確定してから2度とスーパーヒーロー映画は出ないとかほざいてますが、本作は皆の本気で良いもの作ろうという意志が伝わり良かったです。(マダム・ウェブ観てません、想像です。ダコタ・ジョンソンさん実は頑張ってたらすみません。)


満点でも良いのですが、常にピークが続いて圧倒されつつ感動ポイントが無かった点とドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ラストのpart.3に期待を込めて満点は温存残しておきます。





以下2024/3/20追記

ハンス・ジマー先生のサントラを累計2週間聴き込み、観たくもないpart1をアマプラで視聴し、本日は東宝ウェンズデーですので近所の東宝IMAXにて2回目視聴してきました。IMAXではショボイ方の設備だと認識してますが、エキスポに行く元気は無く、エキスポで観たことも無いので自分内での比較対象が無く無問題です。尚、前回外人多めで隣外人でしたが、今回も隣外人でした。(前回白人 今回アジア系)

基本的に2回劇場に行った映画は2回目にパンフレットを購入しているので、本作もパンフを購入しました。内容は、字が多すぎて読み応え有りのオススメです。(まだ途中)

2回目の感想はやはりオースティン・バトラー最高でした。ヨルゴス・ランティモスやヴィム・ヴェンダースの白黒使いより、本作の方が圧倒的に優れており、闘技場のシーン及びおまけの花火、ハルコンネン男爵、レア・セドゥも含めて1連のシーンは眼福でした。今回もオースティン・バトラー寄りの目線で観てしまったので、ラスト近くのティモシー・シャラメ明らか弱すぎと改めて思い、謎にゼンデイヤに感情移入し、うるっとしてしまいました。

1つ残念だったのは、2回目で慣れた可能性が少しありますが、先行上映時よりも明らかに音圧が下がっていた事です。恐らく隣のスクリーンの客からのクレームで調整されたのだと思いますが、ビリビリする音圧を今日はあまり感じられずに音響及びハンス・ジマー先生を100%堪能することが出来ませんでした。爆音上映会が万が一あれば、再度劇場へ行きたいです。
ヒカル

ヒカル