カトー

デューン 砂の惑星PART2のカトーのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.6
スターウォーズMA

24年を代表する1作ってことでImax GTフルの先行上映で鑑賞。あまりに圧倒的な世界観と美術に惚れ惚れした。

個人的には1作目の方が好きだけど、いずれ古典SFサーガとして崇められるであろう作品を劇場で体感できることの満足感が作品への満足度を上回った。これで未来人にマウント取れるぜ。

物語全体がクライマックスへと向かっていくような、LotRやマトリックスRのドライブ感はなく、割と淡々と収束した感じ。とはいえやはりクリフハンガーで終わるからはやく3作目が製作決定されることを祈るのみ。

1作目で好きだった前半のアトレイディ家ほのぼの説明シークエンスと、その後の一アトレイディ家襲撃のゾクゾクを超えるものは本作にはなかったけど、その分サンドワーム乗りとか白黒バトルシークエンスなどビジュアル的な印象深さは本作の方が上だった。バトラーのフェイド=ラウサのキチっぷりはジョーカーを彷彿させる名ヴィランで、ポールとフェイド=ラウサの直接対決はスピードMAXで素晴らしかった。

リンチ版に登場したモジュール(声で発動する銃)をどう料理するか密かに楽しみにしてたけど、しっかりとオミットされていてそりゃそうだよなと。

前半から中盤が丁寧な反面終盤はすこし駆け足気味のプロットが気になったけど、基本的にネガティブな要素は無し。そうなるともう完全にハマるかハマらないかの問題で、世間ほどの大絶賛とまではいかなかったのが残念。ただ、1作目も初見はイマイチながらリピート鑑賞で自分の評価が上がったので、本作もリピートすればもうちょい好きになれそうではある。次回はドルビーシネマにチャレンジしてみよう。
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