じゃみ

デューン 砂の惑星PART2のじゃみのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.8
DUNEは私の中のSF映画の概念を打ち壊してくれた作品
激しい光線が飛び交う戦闘シーンや、夥しい戦闘機が空をひしめくわけでもない
ただ粛々と静かに美しい
映画というより芸術作品に近い
娯楽の域を超えた神々しさがある

小説は未読で、デヴィッド・リンチ版で予習、先月の再上映で前作DUNE part1を観て復習、
そこそこ万全の体制で望んだ本作鑑賞

ポールの修行シーンや、ポールの血筋、これから誕生する妹の伏線、ハルコンネン家との決闘、興味深いシーンが多く3時間という長尺が気にならない
サンドワームを乗りこなすシーンが今作の印象的なシーンになるのだが、予告で見てしまったため新たな感動がなかったのが少し残念
他のシーンは思いの外、期待を上回る圧倒される映像なかった気がする

ハルコンネン家との決闘シーンは陰影が美しくて中世の絵画を思わせる(きっとそんな狙い)
そしてティモシーとオースティンの二人の美青年が取っ組み合ってるから本当に目と心に良い!

粛々と美しく丁寧に作り上げられた作品に触れた喜びはあるけど、前述のとおり圧倒される映像を期待していただけに残念感があり少し低めのスコアにした

part3でどのような展開になるのか期待しておきたい
チャニにはどうかしあわせになってほしい

****
俗っぽい感想だが、皇帝の娘、政策のために利用されると分かっていてもティモシーから娶りたいなんて言われたらそれはついていくだろなんて穿った見方をしてしまった
ルッキズムの闇………
じゃみ

じゃみ