先行上映、IMAXで鑑賞。これから見る皆さんにまずお伝えしたいのは、これは絶対にIMAXで見るべきということ。圧巻。
前作はこれの足掛かりだったのかと思うと、壮大な構想すぎて、、言葉になりません。2時間半、全ての感情を使い切って、見終わった後はしばらく虚脱状態。余韻の沼。高揚感、心地良い動悸。
今から8000年後の未来かぁ。
文明や武器は未来的なのに、封建的な組織。家父長制度だし、指導者たちは血縁を重視している。教母がいて、狂信的。宗教と政治が密着している。（女性の強さを強調して描いてるところに意図を感じる、すてき。）現代ではちょっとあり得ない価値観。なんとも粋なギャップがある。
だけど、きっとだからこそ、〝家族〟〝友情〟〝愛〟または〝人間の汚い部分〟が語りやすくなっているのかもしれないなぁ。
そして、どこまでも気高い。
ポールの顔つきの変化に心が揺さぶられる。
それらを魅せる映像美、音楽も素晴らしい...「こんなの、どうやって想像して具現化したんだろう」って思っちゃうシーンばかり。思わず唸る。
フレメンのシーン、無限の砂漠から、ハルコンネンの黒の太陽、モノクロームの世界。鮮やかさが欠けているところが、荒廃した世界のイメージを掻き立てられる。民族楽器なのかな？独特な音とリズムにも引き込まれる。
ヴィルヌーヴ作品、どれも大好きなんだけど、DUNEは今までにはない世界観。監督の熱意と執念を感じます。雰囲気のテイストは「メッセージ」に似てるのかな。
これは次回作を期待していいんだよね？幸せだなぁ。
だけど次回作の前に、これはIMAXでリピートします。
