原作を昇華。
大昔1巻で諦めた難解さは変わらないと思ったpart1だったが、まさかpart2でここまで映画として昇華してくれるとは思わなかった。振り返ってみれば、ポールが救世主というのは非常に合理的。文化の多様性、血統、能力のすべての交差点がポールだから。合理的ということは本来明快なはずなのだ。それを素材で敢えて難解にしていたのだとよくわかった。part2ではその合理性を少しずつ見せられることで、理解ができ、楽しむことができた。その上、Part1からのアート性を保ち、下手にエンタメに走らずハードにシリアスに描いた。素晴らしいよ、ドニ。
…あれ、ひょっとして我慢して2巻以降読んでいたら同じ感じになってた?笑
なお、ティモシー・シャラメは大変好きになった❤