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デューン 砂の惑星PART2のkojikojiのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.8
No.1638 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。

(前奏曲)
久しぶりにワクワクして映画館へ行く。
映画はやっぱりこうでなくて。
part1の復習も昨日終わり、準備万端。
part2は出演者が更にグレードアップ。
・フローレンス・ピュー
・オースティン・バトラー
・レア・セドゥ
・シャーロット・ランプリング(気づかないだけで前作も出ている模様)
どんな役をするのだろう?
オースティン・バトラーは知ってるけど、あとは知らない。それにしても豪華。
これもまた楽しみ。

砂の惑星の景色を思う存分楽しみたい。
前作。主人公のポールがアラキスに降り立った時、砂の感触を確かめるように足下がクローズアップされるシーンがある。あのカットがすごくよかった。自分も砂の惑星に降り立った気分。ポールが砂を手で掬う。水分が全くない砂は少し赤く、砂の粒が宝石のように輝きながら指の間から滑り落ちて行く。すごく印象的なシーンだった。
これから約3時間、砂をたっぷり味わおう。恐らく喉がからからになるだろうから、観終わったら思いっきりビール🍺を楽しみたい!
何が楽しみやらわからないが🤭
とにかくそう決めて映画館へ。

(間奏曲ー本編)
文句なしの傑作。思った通り素晴らしい出来。
ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤのコンビに涙が出る。
この映画をリアルタイムで観れたことに感謝する。そう思えるほどの数少ない作品だ。
褒めちぎり。

ただ、やっぱりラストは切なすぎる。
なんとなくそんな気がしていたのだけど、あーあ。恐れていた通りになって、チャニが可哀想すぎる。

3時間の砂漠は流石にきついと思った。1シーンだけ緑に包まれた継母様の館が映る。それとポールの夢の中で海も映る。これがほんとオアシスに辿り着いた気分でホッとする。それぐらい砂漠とほこりだらけ。

おまけに初めての経験だが、上映がストップした。フローレンス・ピューが本格的登場のシーン。これもタイミングよく休憩になった感じだったのだけど、映画館の職員が入ってきて何やら喋っているが、マイクもないのて、何言ってるのかさっぱり聞こえない。それが流石にイライラしたが、大したことではない。休憩と思えばいいんだ。

再び褒めちぎり。充実した約3時間。part1に較べる必要はないが、圧倒的にこちらが面白い。やっぱりpart1は序章だった。

残念なのは今回の目玉のオースティン・バトラー。惨虐なのはよく描かれてはいたが、あくまで個人で、仲間がいたらもっと良かったのだけど、そのため皇帝になれるぐらいの力があるところが、全く描かれていなかった気がする。そのせいか、線が細く感じてしまった。最後の決闘もとってつけたようで、ただの戦士で終わってしまっている。あと一つ作り込みに不満が残った。

でもここだけ、ちょっと不満なのは。
あとは申し分なし。

(後奏曲ーおまけ)
part3は監督は絶対に撮るつもり。ヒットもしてるようだから、スタッフがとにかく元気で無事撮り終えて欲しい。

ということで、
唐揚げ🍗にビール🍺最高の組み合わせで、映画に乾杯!🍻
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