第1作目より大いに楽しめた
本作の特色は何といっても凄い映像体験に尽きると思います。
それは前作でも同じで、前作は凄い映像の割には物語がイマイチな印象で評価が落ちたのではと思っていました。
その点本作はストーリーも1本筋の通っていて判りやすくなっていて、飽きる事無く見終われました。
印象的なのは本作から登場したハルコンネン男爵の甥フェイド=ラウサがヴィランというか作品を引き締める良いアクセントになっていました。
キャラクターでいうと、ジャバ・ザ・ハットの原型のようなハルコンネン男爵の末路も描かれていたし、ポールとチャニの恋のゆくえとか、一通り悔いなく描かれており、ちゃんと終わったなという感じです。
細かい所で言うと、主人公ポールの救世主としての覚醒が突然すぎて、あんなに夢が実現したらどうしようと悩んでいたのが何だったのかが気になりました。
PART3があるようですけど、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は疲労困憊したようで、結構先になるかもしれません。
まあ、デューンでなくても監督の次作は楽しみにしています。