ゲイリー冨久津

デューン 砂の惑星PART2のゲイリー冨久津のレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0
ドゥニ・ビルヌーブ監督。
フランク・ハーバートのSF小説の映画化。
「DUNE デューン 砂の惑星 Part 1」の続編。

先行上映をせっかくなので、EXPOシティIMAXレーザーGTの大画面で堪能。

音の迫力がハンパない。(巨大虫さん登場で座席も振動するほど!)
映像の作り込みも隙が無い。
出演者も超豪華。
ティモシー・シャラメ、
ゼンデイヤ、
レベッカ・ファーガソン
オースティン・バトラー
フローレンス・ピュー
レア・セドゥ
デイブ・バウティスタ
ジョシュ・ブローリン
クリストファー・ウォーケン
ハビエル・バルデム
ステラン・スカルスガルト
シャーロット・ランプリング
など

巨大なワームを乗りこなすシーンは分かっていても楽しいしアガる。
オースティン・バトラーはもっと活躍して欲しかったし、ハルコネンの叔父さん真っ黒お風呂でご満悦。

これだけの規模を上手く纏めて楽しい映画に出来る監督がどれだけいるでしょうか?

ドゥニ・ヴィルヌーブの監督としての力と地位を改めて認識しました。
いやぁ凄い!

原作を読んでいないので、壮大な世界観は未だ理解しておりません。
前作Part 1とリンチ版のデューンを鑑賞済み。

どちらもそれぞれ良かったという感想。
ヴィルヌーブ版は壮大でデザインはシック。砂漠のシーンはアラビアのロレンスを観るよう。現在の技術を駆使したエンタメ映画の最高峰。

リンチ版はダイジェスト的流れとショボい合成など劣る部分はありますが、クリーチャーのデザインやハルコネン家のぶっ飛び具合、ポールの妹ちゃん大活躍など、個人的には楽しく鑑賞しました。

個人的にはリンチ版の方が好きかも。
世界的に戦争に近づく雰囲気のある昨今。
やはり最後は核爆弾などの武力で決着、政略結婚という結末の映画は少し引っかかる。
まぁ原作通りなのでしょうがないのですが、ヴィルヌーブ版はSFでもリアル寄りで、しっかり隙なく作っているだけに生々しく映る。

リンチ版は闘いがポップというか子供の遊びというか、軽すぎて楽しい。
全体的にポップでドラッギーな印象。
これぞファンタジーSFな印象で心地良い。

原作はこれから面白くなると聞いた事があります。
ぜひ続きも作って頂きたい。
ゲイリー冨久津

ゲイリー冨久津