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デューン 砂の惑星PART2のumiのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0

このためにパート1はあったのだな。

戦いよりもその裏で渦を巻く政治と宗教が面白すぎるからその点で今作が勝ち。それも、この土地の設定に忠実な作り込み方が良い。読んでないけどやっぱり原作が凄いんだろうな…

話は丁寧に進むと見せかけて突然急に飛んだりする感じがあったのでちょっとドゥニらしくなかった。尺に入り切らなさすぎたのかな。

にしてもどれめくっても当たりしか出ないカードゲームみたいにポンポン主役が脇役で出てくんの強すぎ。レベッカ・ファーガソンは聖水飲んでからの変化が凄く良い。ハビエル・バルデム、なんか知ってるけど誰だったっけ?くらいにバルデム感消えてて凄いんだけど、でもやっぱバルデムっていう謎の存在感。(て事はいつものバルデムです。)オースティン・バトラーはこうして見ると、昔のハリウッドスター的なイケメンなのに案外悪役顔でもあるんだな…。レア・セドゥ、妖艶!フローレンス姉さん、美しい!もっと悪役的な感じで出てくるのかと勝手に思ってたら割とちゃんとお姫様でなんか良かったな。ゼンデイヤ、切ない。良く描かれていた。でもシャラメ、君は上手いのか下手なのかやっぱり分からない(笑)君の名前で〜は最高だったけどそれ以降はどうしても現代人臭さが抜けないし、今作では別のキャラと比べると成長過程もあまり伝わらなかったかも。まあ、でもカッコいいんだけどさ。

あと字幕が良かった気がする。ランプリングの”we plan”ってシンプルな台詞で「謀るのです」って出てきた時グッときた。そう、そっちのplan.

カメラオペレーター、グリップ、DITが友達なので皆様お疲れ様でしたの気持ち🙏そりゃそうだけど砂漠大変だったそうなので…
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