ぴょん

デューン 砂の惑星PART2のぴょんのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

心からIMAXでみてよかったと思えた初めての作品。もう一回砂の惑星に行きたい(劇場に行きたい)。
長尺だと聞いていたけど、テンポよく見せ場があって長く感じなかった。いや確かに長いけどもっと見てたい感じか。

サンドワームライドと砂伏兵の戦闘シーンなど見応えあり。映像的見せ場はもちろん、「足音でわかる」「そんな顔で見ないで」とか、二つ名授かるところとかベタなんだけどアガるシーンがたくさんある。
砂の映像はどれも好きだけど、ハルコンネンの方はもうひとつなんか突き抜けた感じが欲しいなという気持ちに(ないものねだりでごめんなさい)なった。

何よりチャニ!好きだ!チャニとポールの関係が縦糸になっていて、それがすごく効果的だと思った。(原作から変えている部分だと聞いて驚いた)
ポールが大きな時代の流れに絡みとられていく残酷さ、切なさ、怒りと悲しみ、決意と諦めなど、いろんなものがチャニの存在によって際立って深められてると思う。はぁ、チャニ。ポールの美しさと相俟って往年の少女漫画みたいだ。続きが気になる。

あと音楽は、環境音みたいな壮大で抑制されたもので、それが合ってるのかもしれないし良いとも思うんだけどなんかもう一つアガるテーマがあって欲しいという気も。メロディアスになりすぎるとヒロイックになってしまうので違うと思うけど、シリーズものだしデューンといえばコレみたいなキャッチーさがもう少しあって欲しいような気も、する!

それからアラブと白人植民支配、石油と核、ゲリラと宗教と戦争など、SF惑星でおこっていることはかなり現代の話に近くて生々しく、これからどうなるのかが気になる。

女性が全員よかったですね。姫様もよかったし、衣装イケてた似合ってたー!お母さんもキてる感じが出てて良かったし、お母さんとチャニのやりとりめっちゃ良かったし、みんないいですね。
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