このレビューはネタバレを含みます
おもしろ!!!
映像、プロダクションデザイン、音楽が完璧だった。
ただ長いな〜と思いながら観ていたけどね。
SF映画得意ではなくて、特に砂漠の映像に惹かれることもあまり無いにもかかわらずこの映像美と迫力には夢中にさせられた。
乗り物、建物がいちいちかっこいいところがたまらない。
ベネ・ゲセリットメンバーの衣装も細部までじっくり観たくなる。
まず予習動画を観たのが大正解だった。
パート1で何が起こっていたのがまるで理解できていなかったことがわかったからね。
それとリサーンアルガイブと同義語が色々あるとか。
キリスト教とユダヤ教とイスラム教は同じ神を違う名前で呼んでいるようなものか。。
宿命を受け入れてより多くの人を救えると思われる道を選ぶことと、神話よりも自分の気持ちを大事にすること、どちらも正解に思える。
ただリサーンアルガイブ!と叫ぶ人たちを見て高揚感を覚える自分に怖くなった。
救世主を盲目的に信仰することは危険も伴う。でもこの人たちにはそれが一番の救いであることも事実。
全体的にジェシカの思惑通りに進んでいる。
チャニは勇気がある。すごく。
現実のパレスチナの人たちを虐殺するイスラエル軍と重ねて見てしまうところもあり、ティモシーシャラメのハマスをジョークにした件もあり、完全なフィクションとして楽しめないところもあった。
しかし映画としては本当に好き。
ゼンデイヤさんの強さと弱さを表現する演技が素晴らしかった。