このレビューはネタバレを含みます
2024年27本目
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の代表作は今作に塗り替えられたな。
一作目を劇場で鑑賞した際、砂の映像を2時間半見せられていたと思っていたが、復習で楽しませてくれたので、1回目は期待せずに見ようと決めていた。しかし、今作は一作目と違い、1回目の鑑賞でもとても楽しめる。ただし「1作目は当然理解してますよね？」スタンスで話が進むため、鑑賞の際は勢力図等の復習は必須。
今作、IMAXで鑑賞しましたが、絶対IMAXで良かった。音にこだわっている点もありますが、映し出される画面の幅が広がるため、IMAXでしか見れないシーンもあるとのことなので。
前回男爵にしてやられてばかりだったので、今作でガーニイの手で復讐できて良かったです。ステランスカルスガルド、ラースフォントリアー作品に多々出演していて大好きですが、今作は首切られてスッキリしてしまいました笑
そして、一番気になったシーンは、シャラメが見た未来にいたアニャテイラージョイですね。出演していることを全く知らされていなかったので、見ていて「え！？」となりました。次作でキーマンになりそうですごく楽しみです。ゼンデイヤしか見えていなかった未来に突如現れたアニャ。敵か味方か…
そして今作で一番存在感を発揮したのは、満場一致でオースティンバトラーですね。エルヴィスのイメージしかありませんでしたが、これほどまでに恐ろしく容赦ない敵役を演じれることは驚きでした。今作で登場し、今作で死亡してしまいましたが、ダークナイトのヒースレジャーのジョーカーのように、主人公より敵役のイメージが強い映画となってしまいました。そしてそのままシャラメとの1VS1で遺憾なく強さを発揮しましたが、惜しくも敗北…。次作でも回想シーン等で出てくることを望みます。ポールvsフェイドは映画史に残る決闘だと思いますよ。
そして最後に自分の気持ちより、アトレイデスの未来を取ったシャラメ。傷つくゼンデイヤ…そのままラストシーンに繋がる流れ、すごく好きです。次作が13年後？という噂もありますが、すぐに続きを見たいものです！
