この作品は、その圧倒的なヴィジュアルと音を体感することが最優先事項(なんなら物語の筋は別のメディアから拾ってもいい。ちなみに、過去に2回観たリンチ版はそれこそ良い意味でヴィジュアルだけが印象的だった)なので、前作同様、池袋グランドシネマサンシャインのIMAXで鑑賞。
何度か数秒の寝落ちをするが、その度に腹の底に響く音で起こされ、ハイパーオブジェクトが眼前を覆う、まるでこちらの態度を読まれているかの様な仕掛けも良かったし、圧倒的な映像と音で鑑賞者を幻惑し、睡魔を誘発させるのも視覚芸術の映画として成功している。
モノクロ(というか白飛び)のトーンで表現されるハルコネン家の主観シーンとフレマンの世界観のコントラストがパンチが効いていて、引き込まれた。
完結編になるだろう、パート3が楽しみ。