先生！！わたしやっぱりDUNEが大好きです！！！！と大声で宣言したくなるくらいに好きでした。今作も当然IMAX。万一この作品に低評価をつけてるひとがいたら多分IMAXで観てないんだと思う(暴論) でも今回は映像だけじゃなくて、キャスティングも脚本もデザインも演出も、なんかもう何もかもが好き。砂虫の全容やさまざまな活用法が明らかになって興奮したし、ラストの襲撃も本当にずっっと興奮してた。映像のダイナミズムに圧倒されて涙が出てくるってたぶん人生で初めてだと思う。砂埃も絶対にダイナミズムに寄与しているんだよな、視界が制限されたぶん他の感覚が鋭敏になるので。ありそうでなかったオーガニック近未来ガジェットも本当に視覚的に気持ちよくて大好きです。
前回はIMAX環境にただただ圧倒されただけだった感も大いにあるが、今作は驚くほどすっと内容が入ってきた。わたしのためにわかりやすくしてくれたのでしょうか、助かりますありがとう。でももっと悩んだり迷ったり策を弄したりするのかと思ってたら次の瞬間にはもう解決している、みたいなことが多く、かなり駆け足で盛りだくさんであった。
ステランおじさんとバウティスタ先生、そして新登場のラウサさんをはじめとするハルコンネン陣営は、凶々しいけれどもはやキュート担当みたいな雰囲気で、その辺の塩梅も非常に好みです。花火までもが禍々しいのは流石に笑いましたが。
それにしても母親が怖すぎる。彼女をどうにか封じないことにはポールの安寧は訪れないと思うが(もう災禍の道を進んでしまったので遅いかも)、既にその道を選んでいるラウサさんが今後のキーパーソンになるのかなーと思っていたら違って残念だった。強力な母性の呪術性が比喩ではなく本物の魔女として具現化しているので厳しい闘いになりそう。闘いのサポートになりうる可能性があったチャニさんも去ってしまったので苦難あるのみ(あの流れは『光る君へ』を思い出しちゃったな。ポール=藤原道長)
ポールくん、これから妹とともにがんばってほしいです。
