SF作品というだけでなく、宗教的観念や麻薬依存、大航海時代の主要貿易生産物となっていた香辛料の存在など、現代社会の基盤を創り出した地球の創世記を模るスペース映画として捉えることができた。
アトレイデス家の息子ポール演じるティモシーシャラメの儚く美しい葛藤に心打たれた。ティミーが作り出す空気感は唯一無二で、彼が演じるキャラクター全てが芸術的に形成されていくのが本当に凄い！
また、作品冒頭から、彼らの行き過ぎた信仰心などに不満を持ち、ポールを愛しながらも、彼が進む道が正しいのか、問い続けるゼンデイヤの葛藤にも注目！！ 🫶
そして、息子を愛する母から教母へと姿を変えていくレベッカ・ファガーソン演じるレディの演技も素晴らしかったし、途中に登場するアーニャとレア・セドゥが美しかった✨✨
