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デューン 砂の惑星PART2のKのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

人に勧められなければ、自分からは決して観ようとしなかったであろう作品。

結果、まんまとハマりました
観る機会を与えてくださった方に感謝。
長年 SF映画を謎に避け続けがちだった、そんな私でも存分に楽しめました。(シリーズ1作目に続き)
SF独自の近未来的メカニズムや装飾類も案外良いなぁと実感。
SFやアクション映画は普段あまり触れないのだけれど、この作品ではどちらもこれでもかと浴びせてくるしそれを余すところなく楽しめることが出来たので良かった。


IMAXで鑑賞。
もう、この映画を観るのにはIMAXでしか有り得ない というくらいにマッチしていた。
IMAX向きすぎる作品。
とてつもない臨場感を体感できる。

目も耳も、もう作品に圧倒されまくり。
IMAXが映像美とずっしりとした音響を際立たせてくれました。
IMAXの音は振動にもなるので、サンドワームを呼び寄せる際の、砂を叩く音やサンパーの音などが映画館全体に振動となってこだまし、より没入感を与えてくれた。それにより、サンドワームの登場時は観客もドキドキと待ち構えることが出来ただろう。


まず、ティモシー・シャラメとハビエル・バルデムを拝むことができて良かった!!
そして、友人が「フローレンス・ピューの声の低さが馴染んでいて良かった」と話していたのでそこも注目して観ていましたが、確かにフローレンス・ピュー持ち前の声と淡々とした演じ方が相まっており 良い役どころでした。


序盤からずーっとハラハラさせられっぱなし。
サンドワームが現れ、ポール達を追ってきたハルコンネン軍が独自の黒い防護服でスーッと上に登っていくシーンが正にSFを感じさせてくれた。
闘技会のモノクロへの移り変わりや歓声がゾクッとする。モノクロの使い方、あっぱれ。
フレメンの住処に襲来するシーンの絶望感や脅威が凄まじい。
ハルコンネン、威圧感がとんでもない。
(最期はあっさりでしたが…

ポールが試練として、初めてサンドワームに乗るシーン 自分まで乗ってるような感覚で砂が目に入ってしまうのを危ぶみそうなほどだった。

ポールとチャニが愛し合うシーン、要はラブシーンもあるわけなのだが無駄に長ったらしくなく映さない感じが、神聖な愛を感じさせてくれて、かえって良く目に映る。

1番湧いたのは、フレメン総出でハルコンネンと皇帝らを襲撃するシーン。
フレメンがサンドワームを呼び寄せ、乗って登場する場面はあまりにもかっこよすぎて やったれー!フレメン!とほぼ応援上映のような気持ちで鑑賞した。

男は武力で堂々と。女は精神や信仰を駆使してしたたかに戦っている感じが良い。


決闘は神聖なものなので、卑怯な真似は出来ないのだがもし仮に私がポール自身だったとしたら追い詰められてる時にうっかりボイス使ってしまいそうだなと思ったり…


最後、ポールの口から「~娶る」との発言が出た時にはポカーン。
なんてこった(なんてこった)
これでは、チャニは要するにポールの母レディ・ジェシカと同じく側妻ではないか…


登場する単語が多く、同じ意味言葉でも言う人(この作品の場合は種族?)によって言い方が変わっているので瞬時に理解するためには頭に入れとかないと覚えるのが大変だなと感じました。(サンドワーム、砂虫=シャイフルード 等

登場する独特な指文字が個人的に好きポイント



もう一度観に行きたい。
隅々まで物語を楽しむために。
K

K