前作が見返すのもめんどくさいくらいたるくて、3時間近い予告編かっていうくらいの映画だったから、次作でつまらなかったらどうしようもないだろていうのが見る前の感じだったけど、本作にしてようやく物語が大きく進んだ感じがして、そこは良かったかな(だったら1作目から今ぐらいのスピードで2時間近くに詰められただろ！と余計に思ったけど)。
さすがに2つの塔とか帝国の逆襲に並ぶくらいの傑作とは思わないけど(2つの塔の戦闘シーンは本当にすごかったから余計にそう思う)、ありがちな「(白人救世主の)英雄譚」を否定して、完全に宗教先導者かつ革命者となってしまったポールを尻目に去るチャニのラストで終わるから、これはこれで新しいテーマだなと思った。
