きらきら武士

デューン 砂の惑星PART2のきらきら武士のレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0
U-NEXTで「1」を観た3日後に次男と観に行った。
その日はピーター・グリーナウェイ監督『プロスペローの本』回顧上映の最終日でもあり、「行くかなー。寝てしまいそうだなー。でも行こうかなー」とウダウダ悩みながら、PS5のアーマード・コア6のミッションを進めるのに大忙しだったのだが、昼過ぎに次男から「DUNE2、いつ観に行く?」と可愛い催促を受けたので、「じゃあ今から!」と踏ん切りがついた。寝そうな芸術映画より、アーマードコア6のミッションよりも、家族と観る娯楽映画こそ至高なり。DUNE2に決定。

結論、DUNE2で正解だった。
世界設定の記憶も新しい状態なので思い出すストレスもなくすんなり没入できた。
話もわかりやすい展開で、新キャラいれてもそんなに複雑でなく。
映像は更に壮大で美しい。あ、IMAXにしとけば良かったかも?という思いがよぎった。
非常に楽しめた。

一方で、前回以上にかなりご都合主義的な所が目につきはした。


(以下、勢い余ってちょっとネタバレ)



巨大な砂虫をあんなチャチなワイヤー2本ひっかけるだけで簡単に操れるとか、やっぱりおかしい。何やら人の驕りを感じる。所詮、低能な虫なのか。低能なら使える道具として戦争に使役していいのか。ナウシカ姐さん、なんか言ってやってくださいよ。

皇帝はわざわざ戦地にしゃしゃってきて。
しかも軍人がアホなのかわざわざ逃げ場の無い盆地に布陣。これも驕りなのか。

あと、親衛隊が機能してなくて、なんだ?お前らどうした?てなった。

決闘で腹ぶっ刺されても、それ使ってぶっ刺し返すって、それはさすがにチートでは?
主人公補正強すぎでは?

お腹の中の妹はどうなった?
3作目に持ち越しなら別にいいけど


もう、そんなに細部が気になるなら原作を読めということだろう。
面白そう。

帰り道、次男ともつ鍋屋に寄って映画のことをあーだこーだ話した。実に楽しい。
(その翌週に今度は娘と『オッペンハイマー』の後で同じ店に来ることになる)

ティモテ君が年を取る前に、
スターウォーズのルークみたいに老け込む前に、どんどんシリーズ作を撮り進めて欲しい。余計な心配。

IMAXでもう一回観てもいいかな〜

#2024 #22
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