このレビューはネタバレを含みます
空気感が相変わらず素晴らしい。前編では主人公たちを拒む死の大地にしか映らなかった砂の惑星が、原住民のフレメンたちと親しくなるにつれて故郷のように馴染み深くなっていくのはこの映画の醍醐味だと思う
一方で前編ですごく好きだったSF的な雰囲気作りは弱くなってる。砂の惑星の覇権争いがメインである以上仕方ないとはいえ、もっとスペースオペラとしての壮大さや圧倒されるようなビジュアルイメージを観たかった。ただしハルコンネンのモノクロ闘技場シーンは秀逸
何の為に何を選びとるのか、というストーリーゆえのビターなラストは哀しくも美しい。好きな話じゃないけどこの先があるならまた観に行きたい