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デューン 砂の惑星PART2の大学生のレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
2.0
確実に良かったのは、最近の映画で1番世界観がはっきりしていた点
part2だからというわけではなくて、この作品一本でも唯一無二の世界観を細部までこだわって出せていたと思う

もう一つは白黒パート
展開はとにかく、発想と二色が与える印象がナイス表現だったと思う
あとシャラメもハマってた
以上がいいと思った点

はっきり言ってしまうとあまり面白いと思えなかった
見ている間全くワクワクしなかった
この規模でここまで世界観が確立された作品ならワクワクしてもいいだろうが、しなかった
やはり僕の心の中にはスターウォーズがいた
どうしても同じSF超大作で後輩でもあるスターウォーズと比べてしまうのだが、DUNEは説教くさいというか、厳かすぎると思う
聖書や哲学書を読んでいるような気分になってくる
スターウォーズは世界観や復讐という展開は厳かだが、ハンソロやC3POなどが良い「抜け感」になっていて良い意味で作品に厚みを持たせていると思うのだ
そういう点で、いくらとてつもない映像技術で良い絵を積まれても、手放しで面白いとはいえない気がする 

加えてカタルシスを全く感じない展開もあんまりなポイント
父親の仇にしても何にしても、軽すぎる
絵は力入ってて重たいから尚更軽く感じる


そもそも僕自身、ヴィルヌーヴ監督に苦手意識を持っており、本作でもそれが発動してしまった
同監督には絵には物凄くこだわるのだが、人間関係や感情を描くのが雑というか、感情が推移する過程を端折りがちな傾向があると感じている
登場人物の感情やその推移を読み取るのが下手な僕にとってこの作風は致命的であり、どうしても100%作品の良さを感じ取れない
というか良いのかさえもわからない
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