このレビューはネタバレを含みます
2024年20本目。
人によって感じ方違うだろうけど話の内容的に私は3時間弱ずっとしんどかった...笑
でもこの映画を見て1週間経った今でもいろんなシーンを鮮明に覚えているし、ふとした瞬間にこの映画を思い出して考えてしまう、そんな映画。
【武力よりもはるかに強い信仰心】
【新興宗教のはじめ方】
新興宗教的なものって熱烈な信者をつくるためにはいろんな条件が必要なんだなと。例えば水がなく貧しい暮らしをしていたり、いつでも的に襲われる恐れがあったり、家族が殺されていたり。みんなが幸せに生きている場所では信仰宗教を広めることは難しく、人々が辛い思いをしている場所でこそ何か信じ、縋れるものが必要だから宗教がマッチするんだろうなと思った。
闇落ちというより覚醒というべきかもしれないけど、命の水を飲んだ後のお母さんの闇落ち感すごかったなww
自分も周りもポールが予言の通りの救世主だと信じて疑わずに覚醒してスーパーパワーを得る、ではなく自分たちが生き延びるわずかな道を現実にするため、元々その地域にあった予言を活かし、そしてくフレメン達は苦境にあったからそれを信じた。でもチャニはそれが嘘であることをわかっていて信じていない。
=観客に対してもポールたちは本当の救世主ではない、という見せ方してるのおもろいな。
最後の皇帝の娘を娶ると言った後、チャニ側に感情移入してしまってつらかった...ポールとしては心に愛すると決めたのはチャニだけであって、自分たちが生き延び、そしてチャニを守るためであってもちゃんと言葉で説明してくれなきゃわからないって...
DUNEってずっとシリアスなんよな、スターウォーズのR2-D2とかアナ雪のオラフみたいなおちゃらけor癒し系キャラって映画に必要なんだなって思ったww