秋のコーラ

デューン 砂の惑星PART2の秋のコーラのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.0
確かに映像は凄いが、全然ハマらなかった

そもそもこの「映像が凄い」は、ドゥニ・ヴィルヌーヴSF独特の、無機質な重厚感が凄いのであって、これが娯楽SF大作と全く合わなかった。前作は、まだこの世界の説明と前提情報の語りに終始し、娯楽性はそこまで無いので、この映像表現とマッチしていた(にしてもケレン味が無さすぎるが)が、今作は自分はダメだった。『ブレードランナー2049』がダメなのも大体同じ理由

キャラ付けも、『ボーダーライン』以前の現代劇と同じようにしては、このジャンルでは全然映えない。そもそも、『デューン』の物語は『ボーダーライン』とかなり似ている、という面白さはある。が、そちらでのベニチオ・デル・トロら輝いていたいくつものキャラクターが本作には居らず、人間ドラマが盛り上がらない

Part3で自分が好きな方向にチェンジすることはほぼ無さそうなので、割と悲しい
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