確かに映像は凄いが、全然ハマらなかった
そもそもこの「映像が凄い」は、ドゥニ・ヴィルヌーヴSF独特の、無機質な重厚感が凄いのであって、これが娯楽SF大作と全く合わなかった。前作は、まだこの世界の説明と前提情報の語りに終始し、娯楽性はそこまで無いので、この映像表現とマッチしていた(にしてもケレン味が無さすぎるが)が、今作は自分はダメだった。『ブレードランナー2049』がダメなのも大体同じ理由
キャラ付けも、『ボーダーライン』以前の現代劇と同じようにしては、このジャンルでは全然映えない。そもそも、『デューン』の物語は『ボーダーライン』とかなり似ている、という面白さはある。が、そちらでのベニチオ・デル・トロら輝いていたいくつものキャラクターが本作には居らず、人間ドラマが盛り上がらない
Part3で自分が好きな方向にチェンジすることはほぼ無さそうなので、割と悲しい