なかなか観に行けなくてもう無理かと思いましたが、なんとか劇場で観ることができました。
いやー、良かった。
何がどう良いのか明確な理由は無いんだけど、流れる空気が好き。ゼンデイヤのへの字口の角度の変化と、レベッカ・ファーガソンの目のイっちゃってる具合だけで強引に話を転がすの、いさぎよいわー。
そして相変わらず誰が出るか知らずに観るものだから、オースティン・バトラーでガッツポーズし、フローレンス・ピューで雄叫びを挙げ、レア・セドゥでスタンディング・オベーションし、アニャ・テイラー＝ジョイで祝杯をあげましたよ（もちろん心の中で）。
原作未読の身からすると、英雄論というか神話論というか、ちょっとぼやっとした話で単調になりかねないんだけど、良い塩梅で演技の確かなスターを次々と出してくるから飽きなかったなぁ。
ヘプタポッドの言語みたいな、不快感MAXな花火も最高だった。趣味悪すぎて最高。ヘプタポッドの言語は神秘的だったのにな。
ハルコネン一家が全員あっさり退場させられたのだけがちょっと不満。バウティスタのあの思わせぶりな表情は何やったんでしょうか？オースティン・バトラーもっと見たかったわー。ステラン・スカルスガルドはお腹いっぱい堪能したのでもういいです。
まだまだお話は終わってないけど、どうやらリンチ版と同じところまでは進んだのかな？そろそろ観てみようかな。
