SF大作としては最高クラスの作品なんじゃないだろうか。
Part1もIMAXで鑑賞したけれど、本Part2はよりIMAX撮影による臨場感もより一層高まり、まさに今この瞬間自分がDUNEの世界にいるような、激しく唸る砂埃の中で息を潜めているような…そんな感覚にさせられる体験を得ることができた。
舞台はただ一色の砂しかないまっさらな砂漠だというのに、どうしてこんなに「動」を感じるのだろう。
風に流される砂のグラデーションひとつ取っても、まったく飽きさせない画作りと演出には舌を巻く。
砂虫の登場シーンは、IMAXの素晴らしい音響が最も生かされる場面ではないだろうか？
地面を強く打つ機械音が、いまだに耳から、心臓の奥底から離れない。
ポールが砂虫を乗りこなすシーンでは、その迫力に思わず涙がこぼれた。
物語はスケールアップし、いよいよ大戦への核心へと歩を進める。
ポール親子は自分たちの使命に目覚め、砂漠の民と運命を共にする決心を胸に刻み付ける。
彼の決意に、チャニはどう動くのか？預言は果たして真実なのか？
もうすでにPart3が待ちきれない。
