このレビューはネタバレを含みます
圧巻…。
前作のクリフハンガーのせいで、公開を待ちきれず、原作を読破してしまいました。
前編では想像もしていなかった展開へと流れていき、驚きと興奮の連続。これこそSF小説の傑作。
小説のあとは、ちゃんとデヴィッド・リンチ監督版も観ましたが、リンチ監督はちゃんと小説準拠で描いていてあれはあれで素晴らしいものたったと思います。
そうすると、ドゥニ監督のデューンは原作を変えているところが多そうです。
海外ファンの反応としては、ハルコンネンのイメージの変更の印象が大きいみたいです。
今作、パート2でも、ポールの妹アリアの登場は抑えめで、旦那は消されて(w)、レア・セドゥ演じるレディ・フェンリングの活躍がより押し出されていました。
とにかく色々と原作からの変更点はあるものの、原作のもつダイナミック詩的情緒や芸術的演出は美しく表現されています。
パート2において1番良かったのは、チャニ。
原作でもリンチ版でも描かれていないチャニからの視点をはっきり、しかもポールとその救世主像に対して批判的な立場として観せてくれたのが良かった。このチャニの激しい感情が「デューン/砂の惑星」の続編「デューン/砂漠の救世主」で描かれるのでしょう。
アニャのアリアとダンカンことモモアマンの再登場にも期待です!
(またレビューサボってました…w
今度こそサボらずに書きます!!)