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酒徒
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酒徒の作品紹介

酒徒のあらすじ

1960年代の香港、小説家のラウは生活のために、作家として認められないジャンルである武侠小説、官能小説を書く。引っ越す度に、彼は多くの個性的な女性と出会い、恋に落ちる。女と酒に溺れた彼は、徐々に人生の深淵に落ちていく…。

酒徒の監督

酒徒の出演者

原題
酒徒/The Drunkard
製作年
2010年
製作国
香港
上映時間
106分
ジャンル
ドラマ

『酒徒』に投稿された感想・評価

食っていくために文学への志を捨てなければいけず、酒と女の世界に逃避する。世間の文学、ひいては芸術へのリテラシーを自分ひとりの力ではどうすることもできず、金が物を言う世界では意に反して求められているものを書かなければならない。節度をもった主人公が自分はそういう人間であると言い聞かせるように官能小説を書いているのがとても哀しい。
衣装や美術もあって女性の艶美さが際立っていて、それによってやるせなさが増幅していたように思う。
「香港映画祭2021」にて

張國柱(張震のお父さん!)演じる主人公のダメ男っぷりが切ない。『牯嶺街少年殺人事件』の時もかっこいいなと思ってたけど、さらに渋みが出てて次々と女の人たちが魅了されちゃうのもわかるよ〜な中年男性に…。
描かれるのは、過去のトラウマと依存症の恐ろしさ。原作は「香港で初めて意識の流れを取り入れた小説」として知られているらしく、所々挟まれるカットや字幕など、奇妙な展開にも合点がいった。
原作、読みたいけど日本語訳は出ていないのね…
ずっと見飽きない、良い映画だった。ほとんどが酒を飲んでるだけなのに。映像も台詞もよくできていて、ありがちなふうにはならず、主人公の葛藤と行く末を緊張感を持ってみた。資本主義時代の香港では、金を持たない人びとは苦しい、辛い。そんな中で文学への思いと生活の葛藤は身にしみる。出てくる女の人たちも、みな苦しんでいる。

2010年にこんな映画が作られたのが凄いと思う。日本で、数十年昔が舞台で、ほとんどのシーンが、おじさんが酒を飲んでいろんな女の人と話しているだけ、という映画が作られるところは想像できない。メジャーなら「孤独のグルメ」みたいなコメディになり、インディーズなら主役は若者かせいぜい四十代になってしまいそう。

もちろん原作が有名で、また現在の香港にとって過去が持つ意味が違う、ということだと思うけれど。

香港映画祭2021にて。上映に感謝。